コンセントをどこへ付けよう
コンセントの位置って悩みますよね。
今までの経験で「なんで、ここにコンセントがないんだ!」と思ったことはありませんか。
「使いたいと思うとコンセントがない」ということが結構あります。困ったものです。
コンセントを使いたいと思った時に「ここに、あるじゃん!」となると何か得した気分になりませんか。「やった〜あ!」って感じです。
でも、コンセントがないと「どうしよう」と悩んでしまいます。あっちから延長コードで延ばしてこようか。こっちから延ばしてこようかと悩みます。
更に、延長コードがない場合は最悪です。「どうしようもないな」となってしまいます。
こんな失敗を皆さん新居ではしたくないと思っていると思います。でも、現実は厳しいですね。
コンセントを1ヶ所付ければそれだけでお金が掛かります。配線工事もありますし、コンセント本体も買わなければなりません。
大体の話ですが、1ヶ所当り3千円程度は掛かると思った方が良いです。取り付ける数×3千円です。
一部屋に10個も20個も付けられれば、使いたいと思った時に必ずある状態を作り出せますが、現実的には2〜3個付ける程度ではないでしょうか。
「じゃあ何処にしようか」と悩みます。
洗濯機を置く場所やTVの置く場所など、家電製品の置く場所が決まっている場合はそれ程難しくありません。必要なところにコンセントを付けておけば済みます。
問題は「多目的なコンセント」の位置です。
リビングや子供部屋など、レイアウトの変更が出来るような部屋はコンセントの位置を悩みます。
家具の後ろになってしまっては「お金を掛けたのに使えな〜い」となってしまいます。でも、現実は家具の後ろになってしまう事が多いですよね。
やはり、設計の段階から家具のレイアウトを考えておく必要があります。
実際はどうなるかわかりませんが、ある程度は決めて考えた方が良いと思います。
そして、他にはどんな置き方をするかな?とレイアウトの変更も予想することが大切です。
家電製品は増えるばかりですので、コンセントの数にも気を使いましょう。
テレビのある場所にはビデオをはじめ、DVDやオーディオなどが同居したくなります。
多くの人はコンセントの数が足りずに延長コードや二股のコンセントなどを使うようになるでしょう。
キッチンも電子レンジからはじまって、トースターやコーヒーメーカー、電気釜などがあります。ハンドミキサーやジュウサーミキサーを使う人もいるでしょう。
こなってくるとコンセントがいくつあっても足りない状態になってしまいます。
いずれにしても「目的のあるコンセント」「多目的に使えるコンセント」「掃除用のコンセント」を付ける必要があります。
「目的のあるコンセント」はテレビや電子レンジ用のコンセントです。目的が、はっきりしています。比較的場所を考えるのが楽です。
「多目的に使えるコンセント」はノートパソコン用の電源だったり、デジカメの充電用に使ったり、電気コンロ用だったりします。こちらは抜いたり、差したりするコンセントです。
そして、「掃除用のコンセント」は掃除機用と言っても良いくらいのコンセントです。家具の裏にならない場所で、6〜7m置きに付けたいですね。無ければとても不便なコンセントです。しっかり場所を考えましょう。この時、掃除機のコードの長さを気にしましょう。
「多目的なコンセント」を付ける位置は、何処が良いと思いますか。
当然、人によって使い勝手が違うように必要な場所が変わります。
よくある話として、スイッチの下にコンセントを付けるというのがあります。
スイッチのある場所に家具を置く事が少ないからだと思います。これも一つの方法です。掃除機用として考えても良い場所ですね。
もう一つは、ドアーとドアーの間や掃き出し窓との間にコンセントをつけて置くということです。理由はわかりますよね。間にコンセントがなければ、延長コードをドアーの上回しにするか、ドアーの下を回すしかありません。
上回しは見た目が良くないですし、下回しでは邪魔になります。ドアーとドアーの間、掃き出し窓との間には必ずコンセントが欲しいですね。
大体の話ですが、ドアーとドアーの間にコンセントを付け、スイッチの下にも付けると1部屋当り2〜3個になります。
これで必ず足りるという訳ではありませんが、かなり対応出来るのではないかと思います。
後は感覚や予想レイアウトで、個数の調整をすればOKではないでしょうか。
●これから家を新築される方へ
エアコンの電源を忘れずに付けましょう。「エアコンは入れない」という人は、なくても良いですが欲しいと思った時にないと大変ですね。お忘れなく!
◇道先 案内人(みちさき あんないと)のお勧めは、電気容量をチェックすることです。キッチン関係では、電子レンジや電気釜、コーヒーメーカー、トースターなどは結構な電気容量を必要とします。一つのコンセントが、1KWを超えそうな場合は1回路のコンセント2〜3個付けましょう。ブレーカーが上がらなくなります。その他では乾燥機用は1回路、洗面台もドライヤー用に1回路あった方が良いと思います。
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